(仮訳)ヨーロッパ・ロシアにおいてCeltis occidentalisに発生した菌に対する新学名、Camarosporium uniseriatum
Thambugala, KM. et al., 2016. Camarosporium uniseriatum nom. nov., from Celtis occidentalis in European Russia. Studies in Fungi. Available at: http://www.studiesinfungi.org/pdf/SIF_1_1_8.pdf [Accessed August 16, 2016].
【R3-03206】2016/08/16投稿

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3行まとめ

ロシア、ロストフ州においてCeltis occidentalisの枝に発生したCucurbitaria celtidisを検討した。
本種は分子系統解析でCamarosporium属(狭義)のクレードに含まれた。
Camarosporium属に既に同じ種小名を持つ種があったことから、本種に新学名Camarosporium uniseriatumを与えた。

(新学名)

Camarosporium uniseriatum Thambugala, Bulgakov& K.D. Hyde
旧名:Cucurbitaria celtidis Shear
語源…単列の(子嚢内部での子嚢胞子の配列から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Camarosporium elongatum
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子嚢胞子が楕円形、長楕円形、紡錘状ではなく楕円形
本種と子嚢胞子の隔壁数が異なる
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Camarosporium arezzoensis
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子嚢胞子が楕円形、長楕円形、紡錘状ではなく楕円形
本種と子嚢胞子の隔壁数が異なる
nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される